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1957年探検家ニコライ·プルゼワルスキが中国のロブノルに野生の状態で生息しているバクトリアン種のラクダを発見しました。それまではこの動物は既に絶滅したと考えられていました。現在家畜化していない野生のこの種のラクダは1000頭足らず、その内約400〜700頭がモンゴルに、200頭足らずが中国に生息していると思われます。一方家畜として飼育されているラクダの数は約200万頭です。最近のモンゴルでの調査によると、35万5千頭の内約3分の2がゴビの5つの州に集中しており、わずかに9万3千頭が オムノゴブ郡で飼われていると言う事です。

この他少数ながらアフガニスタン、イラン、トルコ、ロシアでも飼育されています。

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野生のバクトリアン種のラクダは2002年10月に絶滅の恐れの高い動物として指定され保護される事になりました。これはパンダと同じレベルの措置です。

IUCN(国際自然保護連合)の絶滅危機動物リスト(レッドリスト)の責任者であるCraig Hilton-Tailor教授は次のように悲観的な見解を述べています。「今のままの減少が続けばこの動物は絶滅してしまうだろう。」

実際この40年間にラクダの数は急激に減少しました。それはゴビ地区に住んでいる遊牧民が、高級なカシミア繊維の元となるカシミアヤギを飼育するために豊かな放牧地を求めて移動し、ゴビ地区を捨て始めたからです

野生状態でのラクダの生息を保護するため、いくつかの国立公園が作られました。一つはモンゴルのゴビ·アルタイ郡オンゴル·アルタイ·ヌルー山脈の南部にあります。もう一つのシンジャン地区南部のアルジン·シャン·ロップ·ヌール公園は、野生ラクダ保護財団Wild Camel Protection Foundationの援助を得て中国政府によって最近作られました。

この保護地区は65000平方km、1955年から1996年まで中国人民共和国政府の核実験場として使われていました。この荒廃した砂漠地帯のクム·タグ砂丘に最近169頭のラクダが生息しているのが見とめられました。

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最近の研究で、このような野生の状態で生息しているラクダと家畜化されたラクダではかなり異なったDNAを持っているのではないかと言う推測が出されました。しかしまだ実証されてはいません。この仮説はともかくとして、野生のラクダは家畜化されたラクダより体重が軽く、コブも足も小さく、毛も短く、均整の取れた細身の体つきをしているのが特徴です。


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